まず、作品の内容に沿った表装のデザインが選択できることに再三の出版ながら驚いています。また編集者の方による、内容に合わせた選択についてのアドバイスも適格で安心して出版をお任せすることが出来ます。ありがとうございました。
最初の出版は「それは愛の三部作」としていろいろな形の「愛」を現代ものと時代物に分けた作品としましたが、色彩の配置・作図に円(縁)と直線(結び付き)を見事に配合するご協力をいただき、作品の内容を盛り上げる働きとなり、納得の出来る装丁となりました。
次の作品は「幻の舞が、舞と踊りにスバル(昂揚)されてゆく」と、言う物語の心を巧みに『夕焼雲』として沈む太陽と、夕焼け空を雲の形に表装・発散していただき見事な表紙になりました。
今回の作品はまた、滅亡させられた名門・武田源氏の姫君を描いたもので、ヒロインの一生を「濃霧に包まれた満月」として内容をまとめましたが、その作品の心に相応しい美しい満月が『どこへゆく』と、言うタイトルに合わせた表装の色彩を選んでいただき、素直な気持ちで満足しております。
納得のゆく自分の「本」が出来上がりましたことに厚く、感謝しております。ありがとうございました。